一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【後編】

一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話

一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【後編】

一週間のGAFA断ちをスタートした5歳さん。週56時間も触っていたスマホが使えなくなったことで途方に暮れていましたが…?

前編はこちら!
一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【前編】

5歳
5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの35歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金がかかるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。

【GAFA断ち3日目】そうだ、読書をしよう

朝から食欲が湧いてきません。これは本当に痩せるかもしれないな、と思いながらWindowsのPC(全然使えない)を開いてみます。

すると、「連絡がつかないのでこちらにメッセージお送りさせていただきました!」という内容のダイレクトメールがTwitterに届いていました。

Twitterでは今回のGAFA断ち企画の告知をしていたし、企画が始まる前にも直近の取引先にはメールしておいたのですが、全て網羅できていたわけではなかった。仕事のやり取りはGmail、LINE、あとFacebookのMessenger(めっちゃ使う)をよく使うんですが、多分普通の人ならこの3つがダメになった時点で外界との連絡手段がなくなると思います。僕の場合はTwitterのダイレクトメールで仕事のやり取りをしていたりもするので、なんとか生きていけましたがGAFAが使えないと本当に連絡に困ります。

GAFAはもうすでにインフラ。ないと生きていけない。

もし仮にこの4社の中で1社でも「今月でうちのサービスは終了しますね〜」と言い出したら世界が混乱することは間違いありません。現実ではそんなことはありえないのですが、アメリカ政府はGAFAが力を持ち過ぎていると懸念して独占禁止法違反として調査に乗り出して、規制することが検討されているようです。アメリカ政府が警戒するほどGAFAは世界をコントロールする力を持っているのだ!! GAFA恐るべし!!

とはいえ、なんやかんや言っても、ほぼデジタルデトックスで過ごさなくてはいけないこの状況を楽しみたいとも思っています。スマホを触っていた時間が大体1日8時間。その時間が丸々ほかの事に使えるわけです。有意義に過ごしたいですね。

そうだ、読書をしよう。

アイドル、やめました。

アイドル、やめました。』(宝島社)を読み始める。元アイドルの大木亜希子さん(@akiko_twins)が、AKB48を卒業した後の元アイドルが第二の人生をどう送っているかを取材した本です。GAFAをやめたおじさんがアイドルをやめた本を読んでいる図です。

【GAFA断ち4日目】NHKを見て観葉植物を買いに走る

検索してもすべて「NOT FOUND」の表示が出るポンコツPCを開く気持ちにもなれず、朝の時間を持て余していたので、NHKのあさイチをひさしぶりに見てみます。観葉植物の空中庭園という特集をやっていました。

テレビもなかなか面白いなと思いながら見ていたのですが、ゲストで出演されていた熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんがとても魅力的な人で、僕は猛烈に観葉植物が欲しくなってしまいました。番組内では土がなくても育つエアープランツという観葉植物と苔玉に生える可愛いシダ植物が紹介されていました。どっちの観葉植物もとてもオシャレ。

あさイチを観終わった後、善は急げということでホームセンターへと僕は車を走らせていました。NHK見るおじさんはフットワークが軽いのです。

NHK見るおじさんはホームセンターにきて驚きました。

エアープランツブームがすでにめっちゃ来てる!!

ネットの情報だけではブームってわからないものですね。かなりの数のエアープランツと可愛い苔玉がぶら下げられていました。いつもトレンドはTwitterで追いかけていましたがテレビの情報も新鮮で良いですね。エアープランツに出会えたのもGAFA断ちのおかげです。

左からアスプレニウム・エメラルドウェーブ、スパニッシュモス(ウスネオイデス)、ビカクシダ×2

そして我が家に可愛い観葉植物4体をお迎えすることに。おかげで部屋が一気にオシャレになりました。これもGAFA断ちのおかげです。感謝。

【GAFA断ち5日目】息子たちと将棋を指す

やっとゴールが見えてきました。そして5日目にしてようやくスマホなしの生活に慣れてきました。人間には適応力があるんですよね。もちろん急な仕事のメールやLINEなどにきている可能性はありますが、ぼくには確認をする手段はありません。不安になるだけ時間の無駄ってやつです。普段は「即レスの5歳」と言われるくらいに返信の速さには定評があるのですが、この一週間は諦めることにしました。そして僕は息子たちと思い切り遊ぶことにしました。

実は今回の「GAFA断ち」というのは過去にいろんなライターが挑戦している企画でもあります。その挑戦者たちは口を揃えてこう言っています。

家族との会話が増えた

そうなんです。家族の団欒の時間が増えるのです。それもそのはず、僕らは1日に約8時間くらいスマホを触って過ごしています。もちろん使用時間に個人差はあるとは思いますが、GAFAと離れることによって、家族との団欒が確実に増えます

そして僕は息子たちと将棋をずっと指していました

普段は週末も原稿に追われて「またげんこうぉ〜?」と息子たちに文句を言われていますが、もう書くことを諦めました。なぜならインターネットで検索が出来ないからです。調べることが出来ないと原稿は全然進まないのでもうやめにしました。何事も諦めが肝心。後回しにできることは後でやればいい。あと息子と指す将棋がめちゃくちゃ楽しい。夜遅くまで息子たちと盛り上がりました。GAFA解禁したら俺は頑張る。あと食欲がちょっと戻ってきた。飯が美味い。

【GAFA断ち6日目】息子たちとザリガニ釣りへ

【悲報】朝からパソコンをちょっとだけイジろうかなと思ったらロックがかかる。

参照されたアカウントは現在ロックアウトされているため、ログオンできない可能性があります」と表示されてピクリとも動きません。こういう時、普段ならスマホで調べたりするところだけど、今の僕がかろうじてネットと繋がれるのはこのロックアウトされているこのポンコツPCだけ。ゲームオーバーです。しばらく絶望した僕は、なんとか気分を切り替え、息子達とザリガニ釣りに行くことにしました。

ザリガニ釣りはシンプルで良いです。糸の先にスルメをつけて垂らせばザリガニが釣れる。ただそれだけ。意味不明にアカウントロックされることもありません。しかもPC作業に比べてザリガニ釣りは自然とも触れ合うことも出来るので心と体の健康にも良いのです。現代人はまずパソコンを閉じてザリガニ釣りをすべきだ。僕はようやくその事に気付きました。GAFAに「いままでありがとう」と言いたい。

さらばGAFA。僕は自然に帰ります

あと外で遊んだのでご飯が美味しい。

夜は読書です。読んだ本は、『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)。著者はウイさん(@ui0723)。

この本めちゃくちゃ面白かったです。人生と恋が上手くいかないすべての人におすすめしたい。そして僕もこの企画を終わらせてハッピーエンドを迎えたい。

【GAFA断ち最終日】GAFAが戻ってわかったこと

いよいよこの日がきました。

長いようであっという間の一週間でした。本をよく読み、植物を育て、将棋を指し、ザリガニ釣りをしたらこの日が来ました。渡されたPCも途中からほぼ開かなくなり、支給されたガラケーは嫁との専用電話になっていました。あとこれは気づきだったのですが現代人ってほとんど電話しないんですね。嫁以外の人とほとんど通話せずに一週間が終わりました。
ここで一週間の振り返りです。まずはこれから見て下さい。

iPhoneの一週間の使用履歴がわかるスクリーンタイム

iPhoneの一週間の使用履歴がわかるスクリーンタイムです。

火曜日の夜からGAFA断ち企画をスタートさせたのですが、水曜日から見事にグラフが消滅しています。僕がちゃんとやったんだぞというところを見せておきたかった。これはガチの企画だったのです。

GAFA断ち前のスクリーンタイムと比較すると一目瞭然。

GAFA断ち前後のスクリーンタイム

GAFA断ちの前は56時間スマホをイジっていたわけですから、単純に丸2日以上時間が増えた計算です。プラス、PCも触ってないわけですから、その時間も考えるとGAFAをやめると体感として一週間が10日くらいになるのではないだろうか?(理論の飛躍)

そして僕は再び渋谷の某オフィスにやってきました。一週間のお世話になったガラケーとWindowsのPCをお返しします。

そしていよいよ、僕のiPhoneとMacBookに感動の再会。

この顔である。これがiPhoneとMacBookを取り返した男の顔だ。

機内モードにしていたので解除します。

LINEの通知215件!!!

ちなみにメールは遅れて通知がきて約900件でした。あとFacebookのメッセンジャーも大量のメッセージが届いていました。

恐る恐るLINEから開いてみます。案の定、仕事の連絡がガンガンきていました

「いや! Twitterで告知したじゃん! GAFA断ちするから連絡取れませんよ〜って!」って思いましたけど、仕事先の人からすれば「キングオブ知らんがな」ですよね。連絡取れないからって、いちいち本人のTwitterまで確認しないですよね。GAFA断ちしているなんて思いませんよね、はい、わかっています、ごめんなさい。

ちなみに、すべての返信とその対応に丸2日掛かりました。GAFA断ちをして手に入れた貴重な時間をここで全部消費!! ツケを払うとはまさにこの事ですね。みんな、返信はこまめにしような!

【GAFA断ち検証結果その1】
断つのはいいけど、返信地獄に陥る。

あとGAFA断ちのストレスで前半はすっかり食欲をなくしていたわけですが、体重は減ったのでしょうか。結果を発表します。

81.1キロ…

GAFA断ち前後の体重

逆に太ってました。スマホがないストレスで食欲が無くなっていたような気がしましたが、気のせいでした普通に1キロ増えました。GAFAダイエットは都市伝説でした。

【GAFA断ち検証結果:その2】
普通に太る!!

このほかにもGAFA断ちをやってみてメリット・デメリットがわかったので一覧表にしてみました。

GAFA断ちのメリット・デメリット

様々なメリット・デメリットがありましたが、体感ではデメリットの方がでかいです。

そばで僕の事を見ていた嫁も「一週間なんか元気なかったよね」と言っていました。

この企画を通して、僕はGAFAのない世界に戻ることはもうできないのだと思い知らされました。GAFA断ちの期間中心がカラっぽにもなったし、いかにGAFAが生活に入り込んでいるかが身にしみてわかりました。貴重な体験ができたと思います。

でも、企画が終わったあと、GAFA断ちをしていたツケで一気に仕事が降ってきて死にそうになりました。

ともかくわかったことは、多分これからも、GAFAは世界経済の中で重要な企業であり続けるのだろうなということです。とりあえず、GAFAの株を買ってこの4社の成長を享受したいです。Apple信者の僕は、もちろん新型iPhoneも買います。

最後にひと言、こんな企画、もう二度とやりたくない。

  • 当記事で使用したPCは、GAFA各社が所有するAS番号に紐づくIPアドレスを、ファイアウォールにより遮断しております。バックエンドのシステムにおけるAWSやGCPなどの利用全てを網羅できているわけではありません。
  • 当記事に掲載の情報は、すべて執筆者の個人的見解であり、大和投資信託の見解を示すものではありません。
  • 当記事で言及した企業はあくまでも参考のために掲載したものであり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。

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ライター

5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの35歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金が掛かるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。

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