一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【前編】

一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話

一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【前編】

皆さんはGAFAをご存知でしょうか?

「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」の頭文字をとった略称で、世界時価総額ランキングの上位を占めている4大IT企業です。GAFAが提供している機器やサービスは、私たちの生活に深く浸透していて「なくてはならないもの」となっています。

僕は今回、このGAFAのあらゆる機器やサービスを一週間使わずに生活することになりました。事の発端は、僕が投資に挑戦する連載をしていた「インベスタイムズ」の編集部から届いた一通のメールです。

編集部「実は、また5歳さんに挑戦してもらいたい企画がありまして。GAFAがどれほど影響力があるのかを、身をもって体験して欲しいんです」

5歳さん、GAFAを一週間辞めてもらえませんか?

5歳
5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの35歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金がかかるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。

【GAFA断ち1日目】iPhoneとMacBook没収

というわけで、渋谷某所のオフィスに呼ばれました。

「いよいよこの日が来ちゃいましたね〜」と編集部の担当者が嬉しそうな顔でそう言ってきた。今回の「GAFA断ち」企画は編集部が「インターネットで仕事をしていてGAFAがないと一番困りそうな人」という理由で検討した結果、僕に白羽の矢が立ったらしい。

編集部、わかってるじゃん」という感情しか湧いてこない。

冒頭でも説明しましたが、「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」の頭文字を取った略称であるGAFAは、時価総額の合計が日本円にして300兆円以上というとんでもない額になるほどで、ここ数年の株価は右肩上がりで伸び続けています。

僕も「5歳のリアル投資日記」という連載で、株式投資を始めたので、GAFA株の動向はいつもチェックしていますが、GAFA株は世界経済の指標になっていると感じています。

そして経済のみならず、GAFAは現代社会のあらゆるシーンに密着しています。そんな「なくてはならないもの」になっているGAFAを、生活から完全に断ち切ったらどうなってしまうのでしょうか。怖いですね。

では、「GAFA断ち」の企画の概要を説明します。

GAFAに関連する機器やサービスなどあらゆるものを、生活の中から排除してみたらどうなるのか?という試みです。わからないことがあってもGoogleで調べることはできない。Gmailも使えない。Amazonでポチることも出来ない。Facebookのメッセンジャーで連絡を取ることもできない。そしてこれが一番困るんですが、Apple製品が使用禁止(僕は初期からiPhoneを使っているApple信者)。

今日から一週間見納めとなる、僕の大切なiPhoneとMacBook

僕の場合、Twitterでフォロワー数を増やしライターとしてデビューして、いまでは100%インターネット経由で仕事を請け負っています。そんな僕がGAFAを断ったとしたらそれこそ死活問題です。あと、スマホを使って株のデイトレードもしているので、それもできなくなります (ちなみに、企画の最中に株が下落したら怖いので保有株は全部売った)。

だから、もしGAFAが完全に使えなくなったら完全に収入がなくなるのです。とはいえ、これは僕に限った話ではないはずです。皆さん、仕事のコミュニケーションは、メールやチャットツールなどを使っているでしょう。もしGAFAが使えなくなったとしたら、その一部は使えなくなってしまい、きっと仕事にならなくなってしまうのです。失業する人すら出てきてしまうのではないでしょうか。

こう書いていると「どうして僕はこの企画を引き受けてしまったのだろうか」と自問自答したくなります。僕が一番引き受けてはいけない仕事な気がしてきた。

そんなことを思いながら不安で胸がいっぱいになっていると、編集部から早速、「GAFA断ち」をスタートするためのセッティングが始まった。

まず、Apple製品である僕のiPhoneとMacBookの引渡式を行います。自分の手元からiPhoneとMacBookが離れていくので段々顔色が悪くなっている。

全然気が進まない様子でiPhoneとMacBookを差し出す僕

本当は引き渡したくない…。そんな気持ちが自然と出ているのか、左手に力がこもる。

担当者「握ってないで早く渡して下さい

細胞レベルでApple製品を手放すのを拒んでいる。取り上げられたあとに「僕のiPhoneを返せ!」と叫んだ(心の中で)。

iPhone&MacBookを取り上げられて魂が完全に抜けてしまった顔をしています。精気がまったく感じられません。Apple製品の代わりに与えられたのは、WindowsのPCとガラケーです。はっきりと言います。

ぜんぜん心がときめかない!!

決してWindowsのPCをdisっているわけではない。たしかにMacBookに比べたらデザインはイケてない。しかしそこが問題ではない。一番の問題はこのPCスペックです。このPCは今回の企画のために呼ばれたエンジニアの方によって、GAFAの要素をすべて抜かれた逆カスタムPCなのだ。まさに技術の無駄遣い。エンジニアさんも「いや〜苦労しましたよ〜」などと言いながら笑っている。

GAFA制限PCとガラケーに戸惑う

ここでエンジニアさんからPCの説明をしてもらいます。

エンジニア「今回使っていただくこちらのPCなんですが、細かい話は割愛しますがGAFAをすべて抜いたらほとんど使えないものになってしまいました。AWSというAmazonのサーバーは世界中で使われているので、AWSを遮断すると多くのWebサイトが表示されなくなるんです。あと、YouTubeはGoogleのサーバーを使っているので見られなくなります。もちろん、GmailもGoogleなので使えないです。それに、GAFAをファイヤーウォールで遮断する設定をしている関係で、PCを電源から立ち上げるときに40分くらい時間がかかってしまうので、PCの電源は切らないようにしてくださいね!
ちなみにdocomoのガラケーはネットは使えないようにしていますが、電話やSMS(ショートメッセージサービス)は使い放題ですよ! よかったですね!」

ぜんぜんよくない、良い要素が何も見つからない。

どうやらGAFAを断つということは、インターネットを断つのに近いということが段々わかってきました。インターネットの中のあらゆる要素に「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」が絡んでいるのです。これはもしかしたら一週間のデジタルデトックスになるのかもしれない。

10年ぶりのガラケーを説明書を見ながら操作。めっちゃボタンが押しづらい!!

ちなみに使える機能は通話とSMSのみです。いよいよタイムスリップした気持ちになってきました。懐かしすぎて笑えてくる。

さっそく、Twitterで一週間スマホでの連絡が取れないことを関係各社に向けてツイートします。一応、ツイートに電話番号も記載しました。いたずら電話とか掛かってきたら記事のネタになって面白いなと思って。

でも、一週間で送られてきたSMSは2件だけ。いたずら電話は1件だけ。もはや寂しいレベル。ネットって思ったよりも怖くないな。聞いていたのと違う。

いたずらで送られてきたSMSも心温まる内容

GAFA抜きのPCがどれくらい使えないのか、試しに色々と検索してみたけど、ほとんど表示されません。これは大体のサイトがAmazonのサーバーを使っているのが理由なんだけど、びっくりするほどPCが役立たずになります。検索しても欲しい情報にたどり着けないPCの価値とは何なのだろうか。

こうして僕のGAFA断ち生活が始まったのでした(ガラケーで嫁と通話しながら遠い目)。

【GAFA断ち2日目】週56時間触ってたスマホが使えなくなり…

まず最初に言っちゃいます。今回のGAFA断ち企画で一番キツイのはAppleを使えないことです。僕はiPhoneユーザーなのでスマホが使えなくなるわけです。自分から企画に挑んでおきながら恐縮ですが、皆さんも一週間スマホがいじれなくなることを想像してみて下さい。普通に超ツラくないですか? っていうか生きていけなくないですか? 下手したら精神的不安定に陥って死人が出ますよ(この企画の危険性を理解して欲しい)。

さてさて前置きが長くなりました。まず僕が一週間にどのくらいiPhoneを使っているのかグラフを見ていただきましょう。

【SNS別 一週間のトータル使用時間】
SNS約 41時間
(Twitter約 28時間、Facebook約6時間、LINE約5時間)

SNS以外も合計すると、週に約56時間スマホに触っているらしいです。1日8時間スマホに触っている計算になります。

ちなみに一番やっているのはTwitter。1日4時間くらいやってます。ちなみにこれはだいぶ少なくなったほうで、ちょっと前までは1日8時間くらいやっていたのですが、嫁に「いい加減にしろ!」とブチ切れられたので、だいぶセーブするようになりました。でも僕にとってTwitterは生活の一部になっているのは間違いありません。

例えば、朝起きてまずやることといえば、お布団の中でのTwitter。まずニュースとトレンドをチェック、あとリプライをチェックしてエゴサをするがルーティーンになっています。みんなもそうでしょ? おはようエゴサーチするよね? しかし、GAFA断ちをしている僕はiPhoneがないのでそれができない!! 目覚めが悪い! 1日が始まらない! 俺にエゴサーチをさせてくれ!!!

たしかに、一応パソコンでTwitterはできます。でもTwitterってスマホでやるものだと思いませんか皆さん!? わざわざパソコンを開いてやるもんじゃないですよね。これは僕だけじゃないはずと思い、アンケート調査をしてみました。

【あなたはTwitterはスマホ派?パソコン派?】

このアンケートはGAFA断ちの後に取ったものです。

Twitterスマホ派 驚異の97%!!!!
100人中3人しかパソコン派はいないらしい!! Twitterを始めとするSNSがここまで流行ったのはスマホの普及と密接に関係があったということですね。そして朝のTwitterチェックは布団の中でするから良いんですよね!!

ツイートできず無気力に過ごす1日

ちなみにこの日は、朝から蒼井優さんと山ちゃんの結婚のニュースもあって絶好のツイート日和でもありました。しかしスマホを触れられない僕は気が乗らずただ朝のワイドショーを眺めていました。「蒼井優…結婚か…」、僕はそう呟きました、声に出して。

スマホを持たない僕は、日中に良いツイートが思い浮かんでもすぐにツイートできずに、無気力に過ごしました。スマホ、そしてTwitterが僕の生活の一部になっていたことを改めて感じます。

ちなみに食欲が全然湧いてこないので、「もしかしたらGAFA断ちはダイエットの効果があるかもしれない!」と思い体重計に乗りました。

80kg(身長183cm)です。果たして体重は減るのだろうか…。

後編に続く!
一週間GAFAを辞めたら死にそうになった話【後編】

  • 当記事で使用したPCは、GAFA各社が所有するAS番号に紐づくIPアドレスを、ファイアウォールにより遮断しております。バックエンドのシステムにおけるAWSやGCPなどの利用全てを網羅できているわけではありません。
  • 当記事に掲載の情報は、すべて執筆者の個人的見解であり、大和投資信託の見解を示すものではありません。
  • 当記事で言及した企業はあくまでも参考のために掲載したものであり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。

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ライター

5歳(嫁公認アカウント)

1983年生まれの35歳。7つ年下の嫁と、7歳と5歳の息子の4人家族。日々の家族日記をTwitterにつづる(@meer_kato)。好きなものは、嫁、息子、ビール、本。嫁に「これから子供にお金が掛かるぞ〜」と毎日耳元で囁かれている。5歳さんと嫁と息子たちとの、ドタバタで愛情たっぷりの生活を漫画にした『ぼくの嫁の乱暴な愛情』(KADOKAWA)が発売中。

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